2000万問題でザワザワして、政府は大丈夫!なんて火消しに走ってましたけど、どっこい2000万じゃ足りまへんよ。
計算してみました。
まず、前提条件として、年金が何歳からいくらもらえるか、ということが重要になってきますが、はっきりいってこれは不透明です。
あと30年後に年金が機能しているかなんて分かりません。かなり怪しいです。
が、先のことはわからないので、今現在の状況から考えます。
あとは何歳まで生きるか?ということも重要な要素になります。
私が高齢者の時は余裕で平均寿命が100歳を超えてるかもしれません。
とりあえず厳しく?見積もって、私が90、妻が100歳まで生きるとします。
支給開始は65歳。年金額は年間240万円もらえるとします。
支出額についてですが、
最低でも22万、ゆとりある生活をするには35万必要なんて言われています。
が、本当に35万なんて必要なんでしょうか。
自分の実際の生活費で考えるのが一番ですよね。
私は家計簿を付けているので、それを元に計算すると、ゆとりある生活をするには月30万円という結果が出ました。
年間360万円です。
収入が年金で240万円、支出が360万円ですので120万円の赤字になります。
単純に考えると貯金を崩していくことになりますが、ここで重要なのが資産運用です。
元々ある程度の資産があれば、資産が増加するので、資産の減少を抑えることができます。
具体的に説明すると、株式を2000万円持っていて、それから年間3%の配当をもらえるとします。
すると年間60万円の配当をもらえます。税金を考慮すると48万円です。
結果120-48で72万円の赤字で済みます。
逆に言えば5000万円あれば、税金を考慮しても年間配当120万円あり、資産が減らないイージーモードになるわけですね。
資産運用のリターンの設定の仕方によっても大きく変わります。
そこで老後のキャッシュフロー表を作ってみました。
前提条件:
・年金65歳から
・65歳までは働いて年240万円稼ぐ
・年金は240万円
・おまりぃは90歳、妻は100歳まで生きる
・おまりぃが死んだら年金は6割に、生活費は7割に減る
・配当2%、株価成長率は3%とする
毎年赤字なので、どんどん減ってはいますが、妻が死ぬときに資産残高が1000万円あれば十分かなと思います。
死ぬときにいくら資産が残っていればいいか、というのは難しい問題です。
死ぬときにちょうど使い切る設定では怖いですよね。
少しでも予定より長生きすると資産が底をついてしまいます。
もうすぐ0になってしまうと考えながら生活するのは恐怖ですよね。
逆に死ぬときに数千万円あってもしょうがないと思います。
ですから1000万くらいあれば心に余裕を残したまま暮らせます。
以上は株式の成長率が5%として計算しています。
もし、資産運用をせずに貯金を食いつぶすだけの生活をしていると、貯金額は2800万円程度ですと
20年後には人生終了してしまいます。
死亡予定時に貯金1000万円残すとすると、5800万円必要となります。
以上のことから資産運用しない人は最低4800万、余裕をもって5800万円必要になってくるというわけです。
2000万円どころではありませんね。
資産運用がいかに大事かが分かります。
資産運用するとしても2800万円は必要になってきますので、今からちゃんと計画して資産運用しましょう。