景気後退が言われています。
一年後か二年後か。
米中関税戦争の先行きも不透明ですし、ブレグジットもどうなるか。
日韓関係も冷めきっております。
日韓の経済の悪化が世界経済にどれだけの影響があるのかはよくわかりませんが、景気後退が噂される中で、両国の経済が後退しているなんてニュースが出たらやはり心理的に悪影響を与えるのではないでしょうか?
投資家心理を冷やすといいますか。
倒さなくてもいい最初のドミノを倒してしまうかもしれません。
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このように、未来が霧の中にある時は無理に投資をしなくても良いのではないかと思い始めています。
最近口座に余分にあった現金を、嫁を説得して証券口座に移し替えました。
そのお金はすぐに株に換えるわけではなく、景気後退に備えて現金のまま取ってあります。
ですから現在キャッシュ比率は25%くらいあります。
キャッシュ比率25%だと、安心感があります。
今までフルインベストしており、これだけのキャッシュを持った経験がありませんでした。
いざそうなってみると、なんとも言えない安心感を感じます。
最近のように株価が停滞して先が読めない場合はなおさらです。
キャッシュをたくさん持っていれば、いざ暴落がきても、喜んで買い向かえます。
株を売るという選択肢が私の中ではまだないので、今のうちキャッシュを積み上げる、という方法しか景気後退に備える手段はありません。
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今後のシナリオとしては
①景気後退なんてなく、株価が上がる
②株価ヨコヨコの後、景気後退もなく株価は上がっていくあるいは景気後退で下がる
③景気後退で株価は下がっていく
ですが、はっきり言ってわかりません。
キャッシュ比率を高めたまま①が起きた場合は利益を取り逃がすわけですが、仕方ないと思います。株価が上昇する方向性が見えたら少し遅れて付いていくしかないです。
方向性がわからないのに資金を投入するのは賭けと同じです。
であれば、機会損失はあるが、確実に方向を見定める方がいいのではないかと。
損をしないことが精神衛生的に大事です。
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②の場合。
株価ヨコヨコのうちに株を安く買えば、将来の上昇時に恩恵を受けることは可能ですが、逆に下がった場合は損をこきます。
自分がどっちのパターンが嫌かを考えると、儲け損ないより、損する方が嫌です。
ですから、方向性が分かるまでは積極的な投資は控えるのが吉なのではないかと。
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③の場合は積み上げたキャッシュで株を買い漁ります。ただし突撃するタイミングを計るのは難しいです。
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このように考えると、自分の性格(儲け損ないより、損する方が嫌)からして、しばらくはキャッシュを積み上げるのが良いです。
ただ、景気後退なんてまだ来ないなんてこともあるので、キャッシュが30%を超えるならば、少し投資しても良いのかなと考えております。
何にせよ、米国経済に対する作戦は、ドラクエ的にいうならば「ガンガンいこうぜ」の段階から、「いのちをだいじに」の局面を迎えているのだと思います。